更新日:2020年2月28日
ここから本文です。
鹿屋市の高齢者の状況と介護保険事業の状況について、第7期介護保険事業計画の中からご紹介します。なお、平成29年度の実績値は暫定値で、変更することがあります。
平成29年3月31日の鹿屋市の65歳以上の高齢者数は29,306人(住民基本台帳人口)で、高齢化率は28.4%となり、前年度より0.5ポイント上昇しました。
国勢調査ベースでは、29,097人・28.2%となり、全国との差は縮まりつつあります。
鹿屋市の人口は平成17年以降減少に転じています。地域経済分析システムによる人口推計では、高齢者数は平成37年以降に減少に転じるものの、高齢化率はその後も上昇し続けます。
後期高齢者数は平成34年頃から急増し(2025年問題)、平成47年頃にピークの18,981人(32.8%)に達しますが、少子高齢化の進行は県内他市町村より比較的緩やかです。
鹿屋市の2025年の人口ピラミッドは高齢者の多いつぼ型で、80歳以上の女性の増加が顕著となっています。
主な介護要因である骨折や認知症による医療や介護、独居世帯における地域の見守り等への影響を考慮する必要があります。
鹿屋市の世帯は、平成37年度には全世帯の45%が高齢者を含む世帯となります。
このうち、概ね3分の1の37%が高齢者のみの独居世帯で、3分の1の35%が高齢者夫婦世帯となる見込みです。
鹿屋市の要介護認定者のうち認知症と診断された高齢者は、平成29年度に3,803人で、平成37年度には4,700人程度になると見込まれます。
平成29年度の鹿屋市の要介護認定者数は6,043人で、健康志向や前期高齢者割合の増加等により要介護認定率は4年連続で減少しましたが、全国よりなお高い水準にあります。
一方で、サービス利用者数は5,206人(総合事業含む)で前年度より上昇しています。
要介護認定者に対する利用者数との差は縮んでおり、支援を要する高齢者にサービスが適切につながりつつあると考えられます。
鹿屋市では要介護度3から5の重度の認定を受ける人が多く、平成27年度の重度認定者率は7.6%で、全国の6.2%、鹿児島県の6.2%より高くなっています。
平均要介護度は低下傾向にありましたが、近年は上昇に転じていることから、要介護者に対する重度化防止の取組を充実する必要があります。
平成28年度の鹿屋市の高齢者一人当たりの介護給付費は22,725円で(人口構造調整済み)、県内で最も高い額となっています。平均要介護度が重いことも要因の一つですが、給付費の増加は介護保険料の上昇につながるため、一層の介護予防に取組むことが必要です。
本市の要介護認定者一人当たりに対する介護サービスの定員(図参照)は、在宅、居住、施設ともに高く、供給は充実していると言えます。
平成28年度の介護保険事業特別会計の歳出決算額は103億9,741万円で、前年度より1.3%増加しました。介護認定率や平均要介護度が下がったことにより、サービス給付費の伸び率は鈍化しています。
鹿屋市の介護保険料については介護保険です。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
広告
Copyright © Kanoya City. All rights reserved.