麻しん(はしか)にご注意ください
麻しん(はしか)患者発生の届出について、鹿児島県内では、今年(令和8年)に入ってから6月10日までに34例(速報値)ありました。
海外における麻しんの流行が報告されており、日本国内においても今年(令和8年)第22週で523例(速報値)の報告がありました。
麻しん(はしか)は、非常に感染力が強く、予防接種を受けていない方や免疫が不十分な方にとっては、ほぼ100%発症する感染リスクが高い疾患です。
麻しんの報告数
| |
H29 |
H30 |
R1 |
R2 |
R3 |
R4 |
R5 |
R6 |
R7 |
R8 |
| 鹿児島県 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
34 |
| 全国 |
186 |
279 |
744 |
10 |
6 |
6 |
28 |
45 |
265 |
523 |
- 鹿児島県:令和8年6月10日現在(速報値)
- 全国:R8は速報値(第22週時点)
症状
- 麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。
- 感染すると約10日後に発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血等の症状が現れます。
- 2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。
- 肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者の1,000人に1人の割合で、脳炎が発症するといわれています。
- ウイルスの排泄期間は、発熱時に始まり、発疹の色素沈着後は排出されません。
感染経路
- 麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。
- 免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
- また、発症した人が周囲に感染させる期間(感染可能期間)は、症状が出現する1日前から解熱後3日間まで(全経過を通じて発症がみられなかった場合、発疹出現後5日間まで)と言われています。
潜伏期間
予防のために
- 麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗いやマスクのみでは予防できません。
- 予防接種が最も効果的な予防策の1つです。
- 定期予防接種対象の方(1歳と小学校入学前1年間の幼児)は対象年齢になったら早めに予防接種を受けてください。
- 予防接種歴がわからない、麻しんにかかったかどうかわからない場合は、抗体検査やワクチン接種を検討してください。
※検査費用や接種費用は、自己負担となります。
- 妊娠している場合、ワクチンの接種を受けることはできません。流行時は外出を避け、人ごみに近づかないなど、注意が必要です。
- 急な全身性の発疹や発熱などの症状が現れたら、早めにかかりつけ医等を受診してください。
- 受診の際には、マスクを着用し、咳エチケットを守るなど、感染を広げないように注意してください。
- 学校等は集団発生を起こしやすい場であることから、定期接種を受けていない小学生、中学生、高校生、大学生等について接種勧奨を行ってください。※接種費用については、自己負担となります。
- 職業上感染の拡大の影響のある、医療関係施設、保育施設、学校等においては、職員等の予防接種の必要性について検討してください。
【麻しんの定期予防接種制度の変遷】
| 1972(昭和47)年10月1日以前生まれの男女 |
接種なし |
| 1972(昭和47)年10月2日~1990年(平成2年)4月1日生まれの男女 |
個別接種1回 |
| 1990(平成2)年4月2日以降生まれの男女 |
個別接種2回 |
- 2006(平成18)年4月1日から麻しん風しん混合ワクチンが定期接種に導入され、同年6月2日から2回接種(1歳時の第1期、小学校入学前1年間の第2期)が開始されています。
ご注意ください
- 麻しんを疑う症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)が現れた場合は、早めにかかりつけ医等を受診してください。
- 医療機関を受診する際は、必ず受診前に医療機関に連絡し、麻しんを疑う旨を伝えた後、医療機関の指示に従い、マスクを着用して受診してください。
- 受診の際は、周囲に感染を広げないよう公共交通機関の利用は避けてください。
- 麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされ、現時点で施設等を利用しても感染の心配はありません。
- 施設等への直接のお問い合わせはお控えください。感染症法の趣旨に則り、個人情報保護の観点から患者やその家族・関係者等が特定されないよう、また、施設等に対する風評被害がないよう特段のご配慮をお願いいたします。
関連情報
お子さんの予防接種はお早めに!
鹿屋市にお住まいで、麻しん・風しんの定期予防接種の対象となっているお子さんは、無料で接種を受けることができます。
予防接種がすんでいない方は、早めに接種を受けましょう。
【予防接種に関する情報】
海外渡航の際はご注意ください
令和8年2月現在、海外における麻しんの流行が報告されており、インドネシアをはじめとする諸外国を指定感染地域とする(麻しんの)輸入事例の報告が増加しています。
今後、(麻しんの)輸入事例の更なる増加や国内におけるイベント等で、国内感染の増加が懸念されることから、海外渡航の予定がある方はご注意ください。
海外渡航前の注意
- ウェブサイト等を参考に、渡航先の麻しんの流行状況を確認してください。
- お子さんの場合、母子手帳などを確認し、過去の麻しんの予防接種、罹患歴を確認してください。
- 過去の定期接種を実施した記憶がない場合は、渡航先に予防接種を受けることをご検討ください。
- 麻しんの罹患歴やワクチン接種歴が不明な場合は、抗体検査を受けることをご検討ください。
麻しんの流行がみられる地域に渡航した後の注意
- 渡航後、帰国後2週間程度は麻しん発祥の可能性も考慮して健康状態に注意してください。
- 発熱やせき、鼻水、目の充血、全身の発しん等の症状がみられた場合は、医療機関を受診してください。
また、受診の時には、医療機関へ「麻しんの流行がみられる地域に渡航していたこと」や「麻しんの可能性」について、事前に伝えてください。
- 医療機関を受診する時には、医療機関の指示に従ってください。また、可能な限り公共交通機関は利用せずに受診してください。
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