溶血性レンサ球菌咽頭炎とは?
高熱と咽頭炎(喉の炎症)を特徴とする病気です。1年を通じて発生しますが、特に春~初夏、秋~初冬にかけて流行します。主に3~12歳くらいの小児がかかりやすいですが、大人も感染することがあります。原因となる細菌は、A群溶血性レンサ球菌で、鼻水や唾液に含まれています。感染経路は、接触感染や飛沫感染です。
接触感染
感染者の手や触った物を触れることにより、手が汚染され、その手で口や鼻を触ることによる感染。
飛沫感染
感染者の鼻水や唾液に含まれている菌が咳等で飛び散り、それを吸い込むことによる感染。
症状は?
潜伏期間は2~5日くらいで、突然の発熱(38℃以上の高熱)と喉の痛み、子どもでは、吐き気や嘔吐、腹痛等がみられます。首のリンパ節が腫れたり、苺舌(舌が腫れ、苺のような赤い粒々ができる)ができることもあります。
通常、3~5日で解熱し、1週間くらいで落ち着きます。まれに、菌の毒素により顔や身体に点状の紅斑や皮膚湿疹が出る「猩紅熱」を起こしたり、リウマチ熱や腎炎を続発することもあります。
治療は、抗生物質の服用になりますが、主治医とよく相談し、指示通りに服用しましょう。また、家庭では、安静と水分摂取を心がけましょう。喉の痛みのために、飲食が不十分にならないよう刺激の少ない物を摂るようにし、酸っぱい物や味の濃いものは避けましょう。
予防するには?
- 感染者との濃厚接触は避けましょう。
- 手洗い、うがいを徹底しましょう。
- 感染者とのタオルの共有は避けましょう。
- 看護側は、マスクを着用しましょう。
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