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更新日:2020年3月6日
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「かのや『ばら』と『海』フォトコンテスト2014」は、かのやばら園の「ばら」と鹿屋の「海」の素晴らしさを全国に向けて情報発信しようと毎年行われているもので、県内外から応募のあった489点(ばらの部395点、海の部94点)の作品を写真家の浅井愼平氏が審査し、26点の入賞作品を決定しました。
~浅井愼平氏コメント~
ばらの部は、 毎年「雫がついたバラのクローズアップ」を撮った応募作品が多く、今年も優れたクローズアップの写真がたくさんあり、甲乙付けがたいところがありました。 その中で、バラの選び方や光の選び方、フレーミング等で順位をつける訳ですが、わずかな違い、作者の想いが残っている作品を選ばせていただきました。 今年のグランプリには、クローズアップの写真とはまた別な面白さのある通りすがりにふと見たバラの情景がわかるさりげない作品を選ばさせてもらいました。この写真は対象がバラであっても実は撮り方によっては多様に撮れるという意味の一つの見本のような作品で、こういう物の見方がコンテストの中では貴重だなという気がして、その希少さに注目しました。今までのコンテストの作品の中で、このような視点の作品があまりなく、これからもいつもと違った視点にたった作品が出てくると、このコンテストがさらに多様になってくるのではないかと思います。
また、バラの写真は、クローズアップも大事ですが、クローズアップだけではなく、いろいろなバラの表情を捉えてみるのも意味があっていいのではないかと思います。どんなバラを選ぶのかそのバラにどう接近していくのかで勝負が決まるので、皆さん苦労されていると思いますが、その分だけ工夫も必要だと思うし、やりがいもあるのではないかと思います。
海の部は、 皆さんの見ようとしている所が似ているので、同じような場所を中心に撮っている作品が多くて、その中で競争している感じが強いですね。鹿屋の海は、どこでだって、写真の材料になる場所が多いと思いますので、「どこでもかまわず撮りに行くこと」や、「目にしたらシャッターを押す」ということをされたらもっと鹿屋の海が豊かに見えるのではないかと思います。
また、デジタルになったことで色を変えたり、コントラストを変えたりすることができるのですが、あまりそういうことを気にしないで、オーソドックスに「まず見たものを撮る」見たものがおもしろければそれなりの写真があがってくると思いますので、データ的処理を前提に写真を撮らなくていいと思います。
今年は、今までの作品と比べ、バリエーションがあり、いくらか海の写真の幅が広がった気がするのですが、観念的に夕日や朝日などの海の表情が変わる時を狙う作品が多かったと思います。それは悪いことではないのですが、もっと自由に海に接していただいた方がいいように思います。もちろん、「写真を撮るんだからこの時間に」という考え方も当然大事ですが、本当に自分と親しくしている海をカメラに収めれば、それなりの鹿屋の海が写ってくると思います。
苦労してなんとか絵にしたいと思っている方も多いと思うのですが、もっと身近に自分が垣間見た海のシャッターを押すことをされると、バリエーションが増えて、鹿屋の海の多様さが出始めるのではないかと思います。
グランプリ 「美しきフォルム」 古里 ひろし
<受賞コメント>
今回の作品は、殆ど目も向けて貰えない様なバラを被写体の撮影に挑みました。そこにバラの幹やバラが女性の持つ優しさ、また体の一部にも見える様なバラに目が止まり、バラを人物に見立て妖艶な感じに仕上げようと思いスポット測光を使い、露出補正をしながら数カット撮った中の一枚です。
バラ=女性そんな雰囲気を表現出来、その作品を浅井さんに選んで頂き喜びでいっぱいです。これからも独自の視点で被写体と向き合い感動を与えられる様な作品を撮っていきたいです。
<講評>
自然なバラのただずまいが写っていて、無造作のように見えますが、非常に神経が行き届いている作品でした。今までの作品の中にあまりないものの見方をしていて、その希少さにも注目しました。
準グランプリ 「黄金のバラ」 椎葉 敦子
<受賞コメント>
私の心は、バラの美しさに魅了され、とても幸せなひとときを過ごさせていただきました。どのバラの花も美しく輝きほほえんでくれました。霧吹きで水分を与えると花ビラが元気を出し、黄金のように輝きました。
<講評>
競争率の高いクローズアップの作品の中で、花の選び方やバックの黒、水滴や空気感が非常に好ましい良い条件で撮れていて、優れたものがありました。
準グランプリ 「甘露」 菊池 俊一
<受賞コメント>
雨に濡れたバラを最も美しく表現するため、バック処理と露出を一工夫しました。
次回は、視点を変えた作品にと構想を練っております。
<講評>
クローズアップの多い作品の中で、選んだ花、フレーミングに優れたものがありました。
特選
優雅
椎葉 国忠
<受賞コメント>
レインボークロスを使用して、やさしく上品な感じを出してみました。
にわか雨
山田 宏作
<受賞コメント>
かのやばら園を毎年楽しみに拝見させて戴いています。今から12年前に故秋山庄太郎先生から、バラの魅力についてご教示いただいた時から、私の心はいつもラビアンローズです。
ばらの精
有留 光憲
<受賞コメント>
今年も満開のかのやばら園に行き、咲き誇るバラに魅了されました。夢中でシャッターを切りました。その中の1枚を特選に選んでいただき大変喜んでいます。バラの美しさをどのように表現したらいいのか、これからも研究したいと思っています。
魅惑
黒木 芳秀
<受賞コメント>
今年で4回目の応募。やっとバラ部門で入賞できとてもうれしいです。来年はグランプリをとりたいです。
雨上がりの林檎薔薇
大石 堅志郎
<受賞コメント>
浅井先生に憧れて応募してきましたが、3年目で入賞の通知をいただき、驚き、大変嬉しく思っています。皆さまのこれまでの作品を参考にさせていただき、かつ日本最大級のばら園の魅力を少しでも表現できないかと撮影してみました。
貴婦人
吉村 省三
<受賞コメント>
浅井先生のご指導の雨の日に撮影したもので、初めての入賞のご通知有難うございました。
しのぶれど
相良 和子
<受賞コメント>
まず、花の名前しのぶれどにひかれ、そして花を見てこれだ!と思いました。
二人だけの愛のバラ園
新村 義光
<受賞コメント>
3年ぶりに2回目の特選をいただける事をうれしく思います。毎年春と秋には訪れて撮影しています。
雅
川畑 一憲
<受賞コメント>
初めての応募での入賞大変うれしく思いました。作品は、妻の一文字を取りつけました。たくさんの花の中で一輪、凛とした感じがよかったです。
可憐
西村 正一郎
<受賞コメント>
写真仲間と年2回かのやばら園に出かけます。仲間にいろいろ教えてもらいながら撮影を楽しんでいます。今回の「可憐」は、地上10~20cmぐらいのところに、本当に「かれん」に咲いていました。その「かれん」さを、表現したいと思いやさしくシャッターを切りました。いろいろなバラの表情に会えて嬉しくなります。来年も多くのすてきなばらに会いたいです。
花一面
森山 明美
<受賞コメント>
ばら園では、どの花も特別に思えて、カメラでたくさん撮りました。1つでもリンとして美しいのですが、数多くフレームに入れ、花束のようにしても、華やかで、かれんで、好きな花です。
花三兄弟
有村 とし子
<受賞コメント>
大雨の日、雨に濡れながら撮影しました。雨に濡れて咲いているバラの中で、今にも咲きそうな3つの蕾があり、なんとなく三兄弟がより添っていたのでついシャッターをきりました。
白の世界
中村 利徳
<受賞コメント>
写真がマンネリ化して、なかなか入賞が遠かったのですが、久しぶりの入賞に、また意欲がわいてきました。
姉妹
鮫島 孝
<受賞コメント>
特選に選ばれた作品は、応募作品の中で一番の自信作でしたので、嬉しいでした。
白い影
山野 洋介
<受賞コメント>
今後も夜の写真にはこだわっていきたいと思います。
祈り
藤本 浩一
<受賞コメント>
今回は、静止画の中に、ほんの少しだけ動きを表現できたように思います。頭を下げて、お祈りをしているように見えます、これが私の心境のようです。
グランプリ 「夕映えの時間」 中俣 秀昭
<受賞コメント>
今年で6回目の挑戦でグランプリを頂き、自分が一番びっくりしています。ばら園には毎年5~6回行き、行き帰りには、海の写真を撮る為に海岸線を走るようにしていました。 この日はおだやかな海が夕日に照らされてキラキラと輝き本当にきれいでした。今だと思いシャッターを押しました。ラッキーでした。この賞を励みに趣味の写真を続け、今後も挑戦したいと思います。
<講評>
まわりを省略して海とヨットだけに絞ってて、逆光の海が輝いて非常に象徴的なある夏のシーンが写っていて夏の海の表情の雰囲気がよく残っているオリジナリティを感じる作品でした。
準グランプリ 「波とあそぶ」 鈴木 弘信
<受賞コメント>
普段から海を撮るのが大好きでよく大隅方面に出かけます。楽しそうに波で遊ぶ、家族に出会い撮らせて頂きました。写真を送り喜んでくれる事が私の励みにも成って居ます。これからもカメラを手に趣味を通して四季の海を撮っていきたいと思って居ます。
<講評>
3人の楽しげな雰囲気の表情がシルエット越しによく出ている作品ですね。
準グランプリ 「夕暮れの釣り」 石川 德美
<受賞コメント>
毎年このコンテストで入賞することを目標にしておりますので嬉しく思います。受賞した作品は良い時間・場所で出会えてのひとコマです。こういう状況の場に居れて良かったです。
<講評>
釣り人の夕暮れの静けさのような夜に入る前の海の優しさが色も含めてよく出ていたように思います。非常に写真的な表現でした。
特選
落陽
河野 純一
<受賞コメント>
昨年7月、定年退職を機に大阪から実家のある高須町に帰ってきてから、フィルムカメラで高須海岸の夕景を主に撮影しています。
夕暮れの波濤
本田 康文
<受賞コメント>
大時化の錦江湾、波飛沫を浴びながらの撮影でした。
きずな
小竹 真吾
<受賞コメント>
今年は、長女も歩くようになり、兄弟3人の姿が入賞し記念になりました。今後も家族のためにもっとよい写真を撮影していきたいです。
春の嵐
竹下 政博
<受賞コメント>
撮影は、強風の中、カメラぶれや、潮被りで大変でした。
~浅井愼平氏アドバイス~
写真を撮る上で、対象をよく観察することや、その対象が写真になった時にどんな風にあがってくるのかということについて、考えながら撮ることが大事ですね。見た時に綺麗だから写真が綺麗にあがるとは限らないし逆もありますし、何度も撮られたら、こういう風にあがってくるというのがだんだんわかってくると思います。
ばらの部は、どんなバラを選ぶのかどんなタイミングで撮るのかどんなフレームで撮るのかなど、アングルが大切になってくるので、皆さん同じような写真になってしまっていますが、バラにも色々なタイミングがあるので、そこにどんどんチャレンジしていって欲しいと思います。
今、幸いなことにクローズアップのレンズがあるので、皆さんこれだけ良い写真が撮れるわけですが、ありがたいことだと思います。昔はこんなクローズアップ撮れませんでしたから、僕なんかから見ると考えられないことです。その分だけバラに寄って撮れますから。
クローズアップは、バラを撮るときの基本かもしれませんが、クローズアップだけじゃないよねっというのが今年のグランプリ作品で示せたのではないかと思います。
また、自分の想いをバラと星空に託した写真もありましたし、これからもいろいろ挑戦していただくと、作者にも喜びがあり、コンテストも多様になって、主催者としても、とても楽しみです。
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