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更新日:2025年10月15日
 
兵庫県神戸市で生まれ育った林さん。現在は神戸市と鹿屋市を行き来し、それぞれの地で異なった生活をしています。
林さんがどのような2拠点生活をしているのか、インタビューしました!

| 出身 | 兵庫県神戸市 | 
| 現在 | 神戸市と鹿屋市の2拠点生活 | 
| 2拠点歴 | 3年(令和7年時点) | 
| 主な資格 | 絵本セラピスト、美腸活フードアドバイザー | 
| 家族構成 | 夫、子4人 | 
鹿屋市の串良町上小原にひっそりたたずむ古民家カフェ。
壁一面に飾られた絵本に囲まれて食べる「美腸活ランチ」は、林さんの畑で取れた野菜を使用。メニューは日によって違うため、何度行っても飽きない!そして美味しい!!
そして絵本が常に身近にあった林さん。「絵本の表紙を見せるディスプレイをしたい」という思いがずっとありました。そんな林さんの思いが詰まった場所となっているのも魅力の1つ。また、民泊としても利用可能で修学旅行生や旅行客の受入れも行っています。


きっかけは情報交換サイトに投稿された「マス釣り浜ちゃんパーク」の紹介文。それを読んだ、「なんだか面白そう」と思い立った林さんは即行動!初めて訪れた地で出会ったのは、どこまでも心が深い(ある意味野性的?)オーナーとその周りにいる優しいおっちゃんおばちゃん達。そして、野に放たれ、自由に動きまわる動物達だった。

「マス釣り浜ちゃんパーク」の一室を借り、鹿屋市滞在中はパークのお手伝いや片づけに奮闘!この頃は二週間ごとに神戸市と鹿屋市を行き来していた。
パークのお手伝い以外にも、「まちづくり」に興味があった林さんは、中心市街地の人たちとも繋がるようになり、様々なイベントに積極的に参加する中で、「人との繋がり」を深めていった。


「人との繋がり」が生んだご縁で、古民家を借りることに!600冊の絵本たちと共にお引越しをし、2拠点生活をしながら古民家の改修やカフェの準備を進める。

ついにオープンした絵本Café「TOCO」。月に5~6日ほどのランチ営業でお友達やそのお友達の周りから少しづつお客様の輪を広げている。
同時期にヤギを飼い始める。


カフェの傍ら、修学旅行生の受入れを中心に民泊をスタートする。月の3分の2以上を鹿屋で過ごす。

『そもそも2拠点先を探していたわけではなかったけど、縁があり鹿屋を訪れ、色んな人と出会った。その人たちは何でも自分でやってしまう(造る・直す・育てるなど)人たちだった。
阪神淡路大震災を経験して、ライフラインがすべて閉ざされ、生きることに必死だった。その経験を踏まえたうえで鹿屋での生活は常に“人の気配”がある(周囲が助けてくれる)環境で、火をおこせる人がいたり、野菜をたくさんくれる人がいたり、カフェを始める時には色々なものをくれる人がいたり、「前のめりなおせっかい」が鹿屋の人たちの特徴だと思う。
そんな「前のめりなおせっかい」が大好き!』そう林さんは話してくれた。

鹿屋での生活について聞いてみた。
『鹿屋での生活は想像していた田舎暮らしとはかけ離れたものだった。田舎暮らし?「ゆっくりのどか」ではない!とんでもなく忙しい!!!
でもそれは、都会で感じていた「追いかけられる忙しさ」ではなかった。
朝5時に起きて6時から活動開始。ヤギの世話や庭の手入れ、畑仕事、ハーブの栽培・乾燥、ランチ営業日には仕込みを行う。』


『ランチ時間が終わり片づけを済ませ、夕方からホッと一息…とはいかない。
朝と同じようなことを夕方にも行う。』(突然やってくるおっちゃん達と楽しく戯れる時もあるようだ。)

『20時からようやくホッと一息タイム。晩酌が好き。(林さんが好きなのは大海酒造の「海」。ロックで飲むのだそう)
毎日動き続けているが、これは「豊かな“いそがしさ”」。ここ(鹿屋)だけの時間の流れを感じれる。』
『鹿屋に来て、あっという間に人との繋がりが増えて、まるで田舎の親戚が増えたような感覚でもある。』
神戸では鹿屋のような人の繋がりはないからこそそう感じると林さんは続けた。
『家族がいる地元の神戸を離れ一人で鹿屋に来て、「さみしくないの?」と聞かれることがあるが、全然さみしくない!
神戸から鹿屋に戻ると「おかえり」と言われるようになり、「ただいま」と「おかえり」が分からなくなってきている(笑)
でも、両方の地に「おかえり」があることはとても幸せで、「鹿屋に定着してきた」と思える瞬間でもある。』