性の多様性について

一人ひとりに個性があるように、性のあり方は多様であり、他者から強制されたり奪われたりするものではありません。

周りの無理解によって傷つく人をつくらないよう、多様な性のあり方について知ることから初めてみましょう。

性を構成する要素

性は4つの要素に分けて考えることができます。

性のあり方は、これらの要素の様々な組み合わせてできています。

LGBTとはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を取った言葉です。

性的少数者（セクシュアルマイノリティ）を表す言葉の一つとして使われることもあります。

LGBT以外にも、自分のセクシャリティが分からない・決められない（Questioningクエスチョニング）、男性・女性どちらにも恋愛感情を抱かない（Asexualアセクシャル）など、様々な人がいます。

性的指向（SexualOrientation）と性自認（GenderIdentity）の頭文字を組み合わせた用語で、すべての人の性のあり方を表現した言葉です。

また、SOGIに性表現（GenderExpression）をたしたSOGIEという言葉もあります。

LGBTQの人たちを尊重するという視点よりも、すべての人のSOGIEを尊重するという視点や考え方が重要になってきます。

カミングアウトとは、本人が自分の意思で性のあり方をほかの人に公表することです。

一方、本人の意思に沿わないカミングアウトの強要や、本人の同意なく性のあり方を他人に暴露することを「アウティング」といい、重大な人権侵害で絶対に行ってはいけません。

多様な性のあり方を理解し支援する方のことです。

一人ひとりが性のあり方は多様であることを当たり前だと認識し、互いに尊重して生活をすることで社会全体での理解へとつながっていきます。