更新日：2022年4月1日

NCAAとは

NCAAとは、「National Collegiate Athlete Association」（全米大学体育協会）の略称です。
現在、アメリカには約2,300の大学があり、そのうちの約1,200校がNCAAに加盟しています。
20世紀当初、アメリカでは大学アメリカンフットボールの試合などで学生選手の怪我や死亡事故が多発しており、当時のアメリカ大統領がスポーツをする学生の安全確保の仕組みをつくるように当時の大学スポーツ関係者に強く要請したことがNCAA設立のきっかけとなっています。
設立以来110年の歴史を経て、NCAAは競技会の開催、スポーツクラブ同士の連絡調整といった、大学スポーツの競技横断的統括組織としての役割を担っているほか、大学スポーツのテレビ放映権などの管理を行うなど、健全な大学スポーツビジネスのプラットフォームを確立するまでに成長しています。
アメリカのNCAAは長い歴史の中で形成されたものであり、社会的な背景が違う日本版NCAAが全く同じ取組になるかどうかは今のところ定かではありません。
平成29年度に「日本版NCAA」のモデル大学として8大学のうちの1校として選ばれた鹿屋体育大学では、大学スポーツの振興で地域活性化を推進することを目標として、スポーツイベントを通じた大学施設の開放及びトップアスリートによる公式戦の観戦など、地域に密着したスポーツ活動を行うこととしています。
鹿屋市も鹿屋体育大学と連携を図りながら、大学スポーツの振興や地域活性化の推進に取り組んでいきます。