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更新日:2021年10月22日

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鳴之尾牧場

鳴之尾牧場の概要

牧場について

鳴之尾牧場は、恵まれた自然環境のもとに優れた乳用牛を造成するために、昭和41年4月1日に鹿屋市営牧場として放牧が開始されました。
市内の農家を中心に生後6ヶ月前後の乳用牛を預かり、授精を14ヶ月から16ヶ月で行い、受胎を確認の上、分娩2~3ヶ月前に酪農家にかえします。
牧場は広大な草原に乳用牛が戯れ、研修館の建物の朱色とのコントラストは、南国におけるスイスのアルプスのような牧歌的な雰囲気を醸し出しており、訪れた人々の心を癒してくれます。

設置目的

鳴之尾牧場は広大な自然環境のもと、強健で優良な乳用牛を造成するとともに、酪農家における搾乳部門と育成部門を分けることでの飼養管理の効率化が図られます。

所在地

鹿屋市有武町1305番地1

面積

70.9ha(採草牧草地50ha 野草利用4ha その他16.9ha)

放牧形態

周年放牧(春・秋入牧) 収容頭数 120頭

飼養管理

  • 職員 専従職員5名 作業員若干名
  • 預託料

平成31年1月1日現在

畜種

区分

1日1頭の預託料(税抜)

市内に住所を有する者

市外に住所を有する者

乳用牛

生後10日以上

440円

450円

肉用牛

生後6ヶ月以上

370円

380円

沿革

現在の牧場用地一体は、戦前、国有林として管轄され、主に針・広葉樹が植林されていました。

時期

内容

昭和22年度

国有地43haが自作農創設特別措置法により、開拓用地として開墾入植の開始

昭和39年~40年度

開拓者離農助成対策による入植者の営農が中止になり、開拓地43haを鹿屋市が市営牧場開設のため取得

昭和40年~43年度

国有地27.9haを借入れし、市有地43haと併せて70.9haのうち45haの草地を4ヵ年で小規模草地改良事業により造成

昭和41年度

乳用牛集団育成事業により育成施設の設置

昭和41年度

草地効率利用促進事業による草地管理機械一式の導入

昭和41年4月1日

放牧開始

昭和46年度

飼料基盤整備事業による市有地5haの草地造成

昭和51年度

国有借入地27.9haの所属替による取得

昭和60年3月31日

畜産農家の研修や語らいの場として研修館の設置

平成3年8月

新管理事務所及び消毒槽の建設

平成5年2月

ヘルパー展望所の建設

平成5年3月

市道鳴之尾線の道路改良と展望所(3か所)の建設

平成6年3月

市道鳴之尾線の道路改良(8か所)

平成8~10年度

辺地対策事業により乾草舎及び農機具舎、草地管理機械、道路の整備

平成16年度

農機具舎の建設

平成17年度~21年度

畜産担い手育成総合整備事業により草地整備・造成、育成牛舎建設、牧場管理用機械整備

平成29年度

農水省「革新的技術開発・緊急展開事業(うち経営体強化プロジェクト)ICT・ロボット・AIを活用した次世代型放牧技術開発コンソーシアム研究(~平成31年度まで)

鳴之尾牧場の効果

育成負担の軽減

市内外より育成牛を受け入れることにより、農家の育成負担の軽減に貢献しています。

体格(体型)の向上

鳴之尾牧場に預託された乳用牛は、放牧を通じて足腰の強い優良な乳用牛へと育ちます。

実証実験への取り組み

市内外から預託牛を預かり、牧場で放牧している鳴之尾牧場では平成29年度から「ICT・ロボット・AIを活用した放牧技術による生涯生産性向上を可能にする乳用牛の育成技術の開発」研究を実施しています。
この研究は東京理科大学がグループリーダーとなり、鹿児島大学、岩手大学、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構等が協同し研究を進めているもので、内容としては以下となります。

  1. ドローンにより、牧草地を空撮し、データをAIにより解析する
  2. 預託牛にセンサーを取り付けることで、牛の健康状態や行動の傾向をAIが解析する

実験の結果、今まで人の目で行き届かなかった部分へのアプローチが可能となるだけでなく、経験技術に頼ることのない効率的な飼養管理が可能となるものと考えられています。
実験は平成29年度から行われており、令和元年が最終年度となります。

牧場の施設概要等

施設

種別

面積

備考

研修館

259.01平方メートル

 

治療棟

97.65平方メートル

 

レッドキャビン

40.74平方メートル

バーベキュー施設

ふれあい牧舎

44.90平方メートル

 

管理事務所

152.51平方メートル

 

乾草舎及び農機具舎

518.32平方メートル

 

農機具舎

99.93平方メートル

 

育成牛舎

480.00平方メートル

 

固定式給餌器

8基

25頭スタンチョン

牧場の様子


研修館


レッドキャビン


育成牛舎


放牧の様子

お問い合わせ

鹿屋市農林商工部畜産課畜産振興係

電話番号:0994-31-1118

FAX番号:0994-44-3730

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