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更新日:2026年1月21日

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【第10路】鹿屋に残る豪族たちの証

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鹿屋市には、県が文化財のなかで特に重要なものとして指定した文化財=県指定文化財が数多くあります。今回は、特に古墳時代(3~7世紀頃)に豪族と呼ばれる権力者が鹿屋に実在した証とされる文化財として、串良町の岡崎古墳群と吾平町の象嵌装大刀の2つの県指定文化財について紹介します。
岡崎古墳群は、肝属平野西側の台地上に立地する古墳群で、20基ほどの古墳からなります。実は前方後円墳は県内で大隅半島でしか確認されておらず、鹿屋市では串良町の岡崎古墳群と上小原古墳群があります。
岡崎古墳群のうちの一つである15号墳は、墳丘長25.5メートルの帆立貝形前方後円墳で、主体部には花崗岩製の箱式石棺があり、その内外部から甲冑片や勾玉、管玉等が出土しました。また、地下式横穴墓と呼ばれる南九州特有の墓もあり、鹿児島県を代表する遺物が数多くあります。
象嵌装大刀は、吾平町上名の中尾地下式横穴墓群(6世紀後半~7世紀初頭)で発掘されました。象嵌とは、異なる素材を組み合わせて模様や装飾を施す技法のこと。大刀には、鐔と鎺の両面と切羽縁金具部分に銀象嵌で心葉文や二重半円文が施されており、象嵌が施された大刀は県内初の発見でした。串良ふれあいセンター内の串良歴史民俗資料室では、象嵌装大刀の再現レプリカも展示しています。
中尾地下式横穴墓群では、大刀の他に鉄刀等、多様な副葬品が出土し、県内における古墳時代の副葬品のなかでも屈指の情報量と質を誇る貴重な資料となっています。
このように鹿屋市には、古来より多くの人が集まり、居住していた豪族たちの「証」が数多く残っています。

岡崎古墳群
▲ 串良町にある岡崎古墳群

前方後円墳
▲ 前方後円墳のイメージイラスト

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