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更新日:2025年11月19日
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令和7年10月18日、鹿屋市制施行20周年記念式典を挙行しました。市民の皆さんをはじめ多くの人にご参加いただき、盛大に開催することができました。当日の式辞の一部をご紹介します。
「鹿屋市制施行20周年記念式典」を挙行するにあたり、公私ともにご多忙の中、市内外から各界各層にわたり、多数ご臨席を賜り、このように盛大にお祝いできますことを、厚くお礼申し上げます。
さて、鹿屋市、輝北町、串良町、吾平町が合併し、現在の鹿屋市が平成18年1月1日に誕生しました。それぞれの地域が持つ歴史、文化、伝統を融合させ、新たな価値を創造しながら、今日まで発展にご尽力いただいた先人たちの功績に、改めて深く敬意を表します。
これまでを振り返ると、台風・豪雨による大規模な風水害、サツマイモ基腐病、高病原性鳥インフルエンザの発生、3年に及ぶ新型コロナウイルスの感染拡大など、様々な危機にも直面してきましたが、その都度、関係者や多くの市民の皆様のご理解、ご協力により克服してきました。
一方、52年ぶりの開催となった「かごしま国体・かごしま大会」、本市の出品牛が最高賞を獲得し鹿児島県が2連覇した「全国和牛能力共進会」、大隅半島から初となる「鹿屋中央高校の夏の甲子園出場」、「全国高等学校総合文化祭の開催」など、熱気と歓喜に包まれた出来事もありました。
本市は、この10年、地方創生の実現に向けて、まちづくりを進めてきました。また、こどもまんなか社会の実現を図るとともに、高齢者等を支える地域包括支援センターの設置や地域での支え合いなど生まれ育ったふるさとで、心豊かで健やかに暮らせる地域づくりに取り組んできました。
鹿屋女子高校の新校舎の整備など、魅力ある学校づくりを進め、また、小中学校におけるグローカルな人材を育成する英語教育の充実などのほか、地域でこどもたちを育む寺子屋の運営にも関係者の協力を得て取り組んできました。
鹿屋体育大学が立地している優位性を生かすとともに、日本有数の規模を誇るかのやグラウンド・ゴルフ場や平和公園屋内練習場などのスポーツ施設の充実を図り、大学やスポーツ関連団体と連携しながら「スポーツのまち」を推進し、スポーツ合宿や大会誘致、ホームタウンスポーツを通じた地域活性化を図ってきました。
今後も、少子高齢化対策はもとより、こどもを産み育てやすい環境の整備や教育の充実、スポーツ振興などを進めるとともに、鹿屋に誇りや愛着をもてるシビックプライドを醸成していきます。
また、基幹産業である農林水産業については「第2次かのや農業・農村戦略ビジョン」に基づき、担い手の確保・育成、生産基盤の強化、スマート農業の推進、販路拡大、地域6次産業化、食品加工業の誘致などに取り組んでいます。特に、肝属中部地区畑地かんがい施設が整備されたことから、水を生かした付加価値の高い農業の展開が期待されています。今後も、食料の安定的な供給と持続可能な「農のまち かのや」を目指し、農林水産業の振興を積極的に展開していきます。
長年の悲願でありました東九州自動車道の整備については、鹿屋串良ジャンクションから志布志インターチェンジまでが開通し、広域交通ネットワークが強化されるなど、さらなる交通インフラの整備促進に努めていきます。
本年は、戦後80年という節目の年でもあります。戦争の記憶が薄れていく中、戦争の歴史的背景を有するまちとして、戦跡の保存・活用や、平和学習ガイドの育成などに取り組んできました。今後も戦争の記憶を風化させず、過去の教訓をもとに平和の尊さを若い世代へ繋いでいきます。
本市は、大隅半島の中心都市として大きな役割を担ってまいりました。これから少子高齢化、人口減少が加速度的に進む中、地域課題の解決や地域の資源を生かしたまちづくりには、広域的な連携を視野に入れた取り組みが求められています。今後とも、大隅総合開発期成会などを通じて、関係自治体と連携、協力し、ともに発展する道を目指していきます。
結びに、市民の皆様には、本市の発展に今後ともなお一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、ご健勝とご多幸を心から祈念いたします。
鹿屋市長 中西 茂


鹿屋市制施行20周年記念作文コンクール「未来へのメッセージ」20周年を記念し、市内小学校4~6年生に「これからの鹿屋市をこんなまちにしたい」というテーマで作文を募集し、数多くの作品の中から3名を表彰しました。
≪表彰者≫
当日の様子【動画】 |
| 平成18年 | 1月1日 | 新「鹿屋市」誕生 |
| 3月29日 | 「国道269号西原バイパス」開通 | |
| 4月25日 | 「かのやばら園」グランドオープン | |
| 8月5日 | 鹿屋中央高校女子バレーボール部全国高校総体優勝 | |
| 平成19年 | 4月1日 | 「リナシティかのや」オープン |
| 7月1日 | 「かのやグラウンド・ゴルフ場」開設 | |
| 8月1日 | 平和都市宣言 | |
| 9月1日 | 市街地巡回バス「かのやくるりんバス」運行開始 | |
| 平成20年 | 2月16日 | 高校生ミュージカル「ヒメとヒコ」初公演 |
| 3月21日 | 「第1次鹿屋市総合計画」策定 | |
| 4月1日 | 「肝属地区清掃センター」本格稼働、「串良さくら温泉」オープン | |
| 10月26日 | ねんりんピック鹿児島2008グラウンド・ゴルフ交流大会 | |
| 平成21年 | 4月1日 | 「大隅肝属広域事務組合」発足 |
| 12月1日 | 「鹿児島中央駅~鹿屋間直行バス」運行開始 | |
| 平成22年 | 4月28日 | 鹿屋市口蹄疫防疫対策本部を設置 |
| 9月2日 | 「南部学校給食センター」供用開始 | |
| 10月1日 | 鹿屋体育大学との連携協定を締結 国勢調査(人口105,070人) |
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| 平成23年 | 3月6日 | 「国道220号古江バイパス(古里~花岡間)」開通 |
| 3月11日 | 東日本大震災 | |
| 3月12日 | 百引・市成中学校閉校記念式典 | |
| 3月13日 | 百引・平南・市成・高尾小学校閉校記念式典 | |
| 4月1日 | 「大隅広域夜間急病センター」開設 | |
| 4月5日 | 輝北小学校・輝北中学校開校 | |
| 平成24年 | 4月3日 | 「かのや市商工会」開所 |
| 9月14日 | 「かのや紅はるか」誕生 | |
| 平成25年 | 3月10日 | 古江小学校閉校記念式典 |
| 3月17日 | 菅原小学校閉校記念式典 | |
| 3月24日 | 鶴羽・神野小学校閉校記念式典 | |
| 3月29日 | 「大隅広域図書館ネットワークサービス」開始 | |
| 4月5日 | 吾平・神野小学校統合記念式典 | |
| 4月8日 | 小中一貫校花岡学園開校式 | |
| 平成26年 | 2月5日 | 鹿屋市長に中西茂氏就任 |
| 3月1日 | 「国道504号百引バイパス」開通 | |
| 8月13日 | 鹿屋中央高校野球部が甲子園初出場・初勝利 | |
| 8月19日 | 「かのや未来創造プログラム~平和の花束~」初開催 | |
| 12月21日 | 「東九州自動車道」・「大隅縦貫道(一部)」曽於弥五郎IC~笠之原IC開通 | |
| 平成27年 | 3月8日 | 高須中学校閉校記念式典 |
| 3月15日 | 浜田小学校閉校記念式典 | |
| 4月3日 | 大姶良・浜田小学校統合記念式典 | |
| 4月6日 | 第一鹿屋・高須中学校、大姶良・高須中学校の統合記念式典 | |
| 4月16日 | 「大隅加工技術研究センター」開設 | |
| 10月1日 | 国勢調査(人口103,608人) | |
| 10月31日 | 第30回国民文化祭・かごしま2015 | |
| 12月27日 | 「平和公園屋内練習場」完成 | |
| 平成28年 | 1月30日 | 鹿屋市制施行10周年記念式典 |
| 4月1日 | 「鹿屋市地域包括支援センター」開所 | |
| 9月20日 | 台風16号による大規模被害 | |
| 平成29年 | 9月7日 | 「第11回全国和牛能力共進会」で鹿児島県が団体賞 |
| 10月14日 | 「栃木県小山市・鹿屋市C&K橋渡し交流による連携協定」締結 | |
| 平成30年 | 1月19日 | 鹿屋農業高校が「第1回和牛甲子園」肉質部門で最優秀賞を受賞 |
| 2月17日 | 子育て支援住宅「ハグ・テラス」完成 | |
| 7月1日 | 「ユクサおおすみ海の学校」オープン | |
| 7月21日 | 荒瀬ダム通水式 | |
| 9月24日 | 明治維新150周年記念講演会 | |
| 平成31年 ・令和元年 |
3月20日 | 「第2次鹿屋市総合計画」策定 |
| 5月1日 | 元号が「令和」に改元 | |
| 令和2年 | 3月14日 | 高須小学校閉校記念式典 |
| 3月27日 | 「鹿屋市新型コロナウイルス感染症対策本部」設置 | |
| 4月6日 | 鹿屋女子高校新校舎で授業スタート | |
| 4月16日 | 新型コロナウイルスにより全国を対象に緊急事態宣言が発令 | |
| 4月24日 | 「アグリパーク鹿屋」オープン | |
| 6月15日 | 「くろぶたの丘」オープン | |
| 7月6日 | 令和2年7月豪雨による大規模被害 | |
| 10月1日 | 「あそVIVA!かのや」オープン 国勢調査(人口101,096人) |
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| 令和3年 | 4月27日 | 東京オリンピック聖火リレー |
| 5月15日 | 新型コロナウイルスワクチン接種開始 | |
| 7月17日 | 東九州自動車道志布志IC~鹿屋串良JCT開通 | |
| 9月1日 | 「北部学校給食センター」供用開始 | |
| 令和4年 | 3月13日 | 東京オリンピック出場記念モニュメントが霧島ヶ丘公園内に完成 |
| 8月10日 | 「KANOYeah!CITY」プロジェクト始動 | |
| 10月5日 | 「第12回全国和牛能力共進会」で鹿児島県が和牛日本一 | |
| 令和5年 | 2月3日 | 高病原性鳥インフルエンザ発生 |
| 2月25日 | JBCF鹿屋・肝付ロードレース大会初開催 | |
| 8月4日 | 全国高等学校総合文化祭・軽音楽部門開催 | |
| 9月21日 | 特別国民体育大会(かごしま国体)開催 | |
| 10月8日 | 天皇皇后両陛下が行幸啓 | |
| 10月28日 | 特別全国障害者スポーツ大会・バレーボール競技(精神障害者の部)開催 | |
| 令和6年 | 1月18日 | 鹿屋農業高校鹿児島黒牛研究部が「第7回和牛甲子園」で最優秀賞受賞 |
| 4月1日 | リナシティかのやリニューアルオープン(リナベース+) | |
| 7月30日 | パリオリンピック2024体操競技男子団体で鹿屋体育大学出身の杉野正尭選手が金メダル獲得 | |
| 9月4日 | 日本新聞協会「新聞広告賞」の大賞に「土用の『うしの日』問題」が選出 | |
| 11月4日 | MORI ALL WAVE KANOYAが日本女子リーグ初優勝 | |
| 令和7年 | 1月26日 | おいもフェスかのや初開催 |
| 3月21日 | 「第3次鹿屋市総合計画」策定 | |
| 4月1日 | 「湯遊ランドあいら」リニューアルオープン | |
| 8月8日 | 戦後80年特別企画展 | |
| 10月18日 | 鹿屋市制施行20周年記念式典 |

私は地元民なんですが、吾平町と言っていたころよりも、鹿屋市吾平町と言った方が知名度が上がったような気がします。吾平山上陵は、お墓とはいえ昔から大事にされてきて、周りの人がきれいにしてきたからこそ伝承されていると思っています。それを私が語り部として伝承していくということはすごい大事なことだと感じています。

鹿屋市は、練習環境は非常に恵まれていると思います。まずは、海がきれいなこと。練習中に魚が飛ぶこともあるし、それを見ると頑張ろうって気持ちになります。その他に、食べ物がおいしくて、特にカンパチなどの魚が大好き。また、人があたたかいので、鹿屋は大好きです。私のこれからの目標はまずは世界チャンピオンを目指して頑張ります。

県外出身なんですが、社会人を機に輝北町に来ました。最初は、田んぼとか山とかが多くて驚いたけど、私はソフトボールをするためにきたので打ち込めて良かったなと思っています。鹿屋市の印象は、あたたかい方が多いというイメージです。試合前だと「頑張って」と声をかけてくれたり、わざわざグランドに足を運んでいただいたりすることもあります。背中を押されてさらに頑張ろうと思って試合に臨めています。

鹿屋市は住んでいるときは地元ということもあり、何も思わなかったんですけど、外に出てみると、帰りたくなる場所だなって、悪くないなと思ったりします。宿泊施設もあるので、今までやっていないイベントとかをやってみたいと思っています。住みやすく、若い人たちも夢をもてる街になれば良いなと思います。

鹿屋市は畜産が盛んで、移ってきて全国の和牛のオリンピックで最優秀賞をとらせてもらったことは、皆さんのサポートがあってのことなので、非常に感謝しています。これからは畜産を通して恩返しをしていきたいと常々思っています。また、何か貢献できることがないかと常に探してチャレンジしています。


市では、10月18日に「市制施行20周年記念表彰」の表彰式を挙行し、長きに渡り市政発展に貢献し、その功績が特に顕著であり、かつ現在もその活躍が著しい6名を「市政功労賞」として表彰しました。また、合併から現在において市政発展に寄与し、今後もその活躍が期待される市外在の1名、1団体を「特別表彰」として表彰しました。功績は主なもののみを、年齢は令和7年10月18日現在のものを掲載しています。

「COME ON!PARTY! かのやカンパチ」の作詞、作曲を手掛けた音楽制作チームで、平成27年7月に誕生したかのやカンパチロウと合わせてカンパチソングとして知られるこの曲は、カンパチの美味しさの表現や漁師用語、鹿児島弁などを歌詞に取り入れ、広く市民に愛される曲となり、地域活性化及び本市の知名度向上に大きく寄与しました。

文芸、音楽、映画等様々な分野で活躍されている写真家で、かのやばら園が毎年実施しているフォトコンテストの審査員としてこれまで21回、約8,700枚の写真の審査を行われました。平成18年から、かのやばら大使にも就任され、かのやばら園の魅力のみならず、鹿屋の魅力を全国に発信するなど、本市の知名度向上に寄与されました。

大隅地域における文化による地域おこしをされ、鹿屋市の基幹作物である唐芋を生かした製菓業「フェスティバロ社」を創設、6次産業化の先駆的な取り組みを行うなど、産業振興や中国・韓国との国際交流に寄与されました。また、鹿屋や大隅地域への誘客促進、地域活性化にも尽力されるなど、市政発展に大きく貢献されました。

柳谷町内会「やねだん」の町内会長を務め、強いリーダーシップと様々なアイデアで地域づくりを行われました。自主財源確保のために休耕地を利用したサツマイモ栽培を始め、焼酎「やねだん」を製造されるなど他に例のない取り組みを行い、地域住民と共に長年に渡り地域活動に尽力され、地域活性化に大きく貢献されました。

輪ギクやスプレーギクのハウス栽培に長年に渡り取り組まれ、硬質プラスチックハウスや自動選花結束機の導入など先進的な取り組みや技術確立を図ることにより、菊の周年出荷体系を定着させるなど、花きの大規模経営モデル農家として農業振興に大きく貢献されました。また、指導農業士として、農業後継者の育成にも尽力されました。

鹿屋市バレーボール協会会長を平成23年から現在まで務められ、バレーボールの振興に寄与されました。また、鹿屋市スポーツ協会会長も務め、令和5年に開催された「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」の運営に尽力されるなど、本市のスポーツ文化の発展に大きな役割を担い、長きに渡り競技スポーツ全般の振興に貢献されました。

鹿屋航空基地史料館の建設時から携わり、現在は鹿屋航空基地史料館協力会会長を務め「終戦記念日の集い」を主催するなど、特攻隊員や平和について後世へ語り継ぐ役割を担われました。また、史料館に展示される史料収集や広報活動を行い、平和学習を身近に感じられる環境整備に尽力され、基地の歴史や本市の認知度向上に貢献されました。

平成4年から民生委員・児童委員として地域福祉活動に尽力され、現在は鹿屋市民生委員児童委員協議会の会長を務め、関係団体との連携強化にも努められています。スクールガードリーダーや人権擁護委員としての見守り活動や高齢者への支援活動を継続して続けられるなど、福祉の現状等を多角的に捉え、福祉行政の推進に大きく貢献されました。

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