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更新日:2026年3月18日

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所信表明

2月18日に開催された令和8年3月鹿屋市議会定例会本会議で、郷原拓男鹿屋市長が所信表明を行い、今後の4年間の市政運営についての基本的な考え方を述べましたので、紹介します。

所信表明

令和8年3月鹿屋市議会定例会の開会に当たり、市政運営に関する所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御支援を賜りたいと存じます。
私は鹿屋で生まれ、豊かな風土と人々の温かさに育てられてまいりました。鹿児島県議会議員としての10年半、常に現場を歩き、市民の皆様の切実な声と、このまちが持つ無限の可能性に触れてきました。
この度、市民の皆様の温かい御支援を賜り、鹿屋市長の重責を担わせていただくことに当たり、身の引き締まる思いとともに、このまちを更なる発展へと導く、強い決意を抱いております。歴史と文化が息づき、豊かな自然に恵まれたこの鹿屋市が、さらに輝きを増すよう、全身全霊で市政運営にあたる覚悟です。

市政運営の基本姿勢

私は5つの基本姿勢をもって市政運営に取り組んでまいります。

  1. 第1に、国や県とのネットワークを最大限に活用し、連携を強化することです。市政・県政・国政を一本の線でつなぎ、「予算を獲得する力」と「政策を実現する力」を高めてまいります。
  2. 第2に、民間や地域との連携です。民間事業者の知恵や経験を市政運営に生かし、まちを「経営する」視点で、民間の力と地域の持つ特色を最大限に生かす市政を実現してまいります。
  3. 第3に、大隅地域のリーディングシティとしての役割を果たすことです。近隣自治体との連携・相互交流を通じて、施策の推進を図り、「大隅は一つ」という大局的な視点をもって、大隅地域全体の成長につなげてまいります。
  4. 第4に、EBPMなどデータに基づく政策立案の推進です。客観的な根拠と分析に基づき、政策の立案から効果検証までを一貫して行うことで、限られた資源を最大限に生かし、より効果的・効率的な施策を展開してまいります。
  5. 第5に、「ないものねだり」ではなく「あるもの探し」を通じて、「オールかのや」で取り組むことです。市民の皆様との対話を重ねながら、先人が築き上げてきた、このまちの宝を改めて掘り起こし、磨き上げる「あるもの探し」を通じて、全ての市民が互いに支え合い、未来への確かな希望を持てるまちを構築してまいります。このため「対話に始まり、届けるまでが政策である」という意識のもと、本市の取組状況を市民の皆様に届け、その意見を伺い、スピード感をもって、施策に反映するよう努めてまいります。

これら5つの基本姿勢に基づき、私が公約に掲げた「未来創造都市かのや」の実現を目指し、市政運営に取り組んでまいります。

市政運営の基本方針

私が掲げる「未来創造都市かのや」は、第3次総合計画の「ひとが元気 まちが元気 みんなで創る健康都市かのや」の理念や方向性を踏まえつつ、私なりの想いを込めたものであり、その実現のため、5つの基本方針を掲げ、市政を運営してまいります。

  1. 1つ目の「産業振興で稼げるまち」については、農林水産業の更なる生産性向上や魅力的な雇用の場の創出、地元企業の成長支援により本市の魅力を最大限に引き出し、鹿屋のブランド力を向上させることで、地域経済の活性化と市民所得の向上を図ってまいります。このため、
    ・​​​​「第2次かのや農業・農村戦略ビジョン」に基づいた、農林水産物の高付加価値化、販路拡大、多様な担い手の確保・育成に向けた支援
    ・幅広い分野における民間事業者のDX推進支援
    ・魅力ある返礼品の充実や効果的な情報発信を通じた、ふるさと納税の取組強化
    ・県農業開発総合センター大隅支場跡地を活用した企業誘致の推進
    などに取り組んでまいります。
  2. 2つ目の「交流で賑わうまち」については、豊かな自然・歴史・文化といった地域資源を生かした観光振興、合宿や各種大会の誘致を通じたスポーツ振興、魅力的なイベントの開催により、更なる交流人口・関係人口の拡大を図るとともに、移住・定住の取組を推進してまいります。
    このため、
    ・本市の更なる認知度向上に向けた観光基本方針の策定
    ・錦江湾沿岸等の豊かな自然を生かした観光振興
    ・スポーツコミッションの更なる機能強化
    ・コンベンションやイベント等の誘致
    ・アートを生かしたまちづくり
    ・住民・事業者・関係機関の協働による中心市街地活性化の推進
    などに取り組んでまいります。
  3. 3つ目の「こども・若者の未来を創るまち」については、こどもの多様な居場所づくりや社会参加の促進、若者が夢や希望を持って挑戦できる環境整備に加えて、子育てに関する相談体制を充実するなど、総合的な支援を行うことにより、未来を担うこどもたちが安心して成長し、若者が活躍するまちにしてまいります。
    このため、
    ・0歳から2歳児までの保育料無償化
    ・こどもたちが安心して過ごせる「こどもの居場所づくり」の促進
    ・学校給食への有機農産物の活用
    ・自然・歴史・文化など、本市の特色を生かした体験型教育の充実
    などに取り組んでまいります。
  4. 4つ目の「安心して暮らし続けられるまち」については、本市の掲げる「多極ネットワーク型コンパクトシティ」を推進し、災害・防犯・交通・地域医療体制を強化するとともに、空き家対策にも積極的に取り組み、安全・安心なまちづくりを進めてまいります。
    このため、
    ・防災情報や避難指示の円滑な伝達、自主防災組織の育成等による地域防災力の強化
    ・空き家の有効活用の促進
    ・図書館や観光物産総合センターなどの主要な公共施設の今後のあり方の検討
    ・自動運転などの先進技術実証を通じた公共交通の更なる充実に向けた検討
    などに取り組んでまいります。
  5. 5つ目の「福祉と共生・協働が充実したまち」については、コミュニティ活動の活性化、地域づくりを担う活動人口の創出に努め、地域包括ケアシステムを充実させるとともに、人権が尊重され、誰もが住み慣れた地域でいきいきと暮らせるまちを目指してまいります。
    このため、
    ・町内会など、これからのコミュニティ施策の指針となるコミュニティ基本方針の改定
    ・買い物弱者など地域課題の解決等に向けた地域支援体制の整備
    ・誰もがいつでもどこでも学び続けられるリカレント教育の推進
    などに取り組んでまいります。

実現に向けた当面の取り組み

これらの基本方針に基づく具体的な施策については、今後、整理してまいりますが、当面の取り組みとして、3つの取組に着手します。

  1. 1つ目は、国からの重点支援地方交付金を活用した物価高騰対策として、市民生活への影響を緩和するための取組を迅速に進めてまいります。なお、0歳から18歳までのこどもに対する国の「物価高対応子育て応援手当」については、すでに一人2万円の支給を2月から開始しています。
  2. 2つ目は、広報・広聴の充実です。本市の取組をわかりやすくお伝えし、市民の皆様の声を直接お聴きするため、市長による「記者会見」に加え、コミュニティや、まちづくり・観光などの分野ごとに市民の皆様と直接対話する「市長と語る会」を新年度の早い時期から定期的に開催するよう、準備を進めてまいります。これらの対話や多様な機会を通じて、あらゆる分野において、市民の皆様と一緒にアイデアを出し合い、事業の実施段階においても参加いただき、共に磨き上げていくことにより、事業効果を最大限に高めてまいります。
  3. 3つ目は、積極果敢に挑戦し、市民から信頼され、組織力の向上に資する職員の育成です。若手職員による政策立案コンテストの開催など、「成長のエンジンとなるシンクタンク」としての職員の力を存分に発揮できる環境を整え、職員一人ひとりが挑戦する機運を高めてまいります。また、全職員が市民の皆様の視点に立ち、その声に真摯に耳を傾け、行動する「日本一の市役所」を目指してまいります。

結び

以上、市政運営に関する所信の一端を述べさせていただきました。私は、市民や議員の皆様との対話を重ね「絆」を深めることが、まちづくりを力強く推進する原動力になり、皆様から頂いた声を「かたち」にすることが、市長の重要な責務であると認識しております。全ての市民が支え合い、安心して暮らせるまち「未来創造都市かのや」の実現に向けて、自らが先頭に立ち、困難を恐れず、常に市民の皆様に寄り添い、このまちの持つ無限の可能性に挑み続けることを誓います。
市民や議員の皆様の御理解と御支援を賜りますよう、心からお願い申し上げ、所信表明とさせていただきます。


新副市長を紹介します

原口学副市長の任期満了による退任に伴い、3月5日(木曜日)に新たな副市長が選任されました。任期は4年です。

副市長

鹿屋市副市長 稲村 憲幸 氏
61歳 (白崎町)
【略歴】
鹿屋小学校、鹿屋中学校、鹿屋高校、鹿児島大学を卒業し、平成2年から鹿屋市役所で勤務。
税務課、学校教育課、子育て支援課等で勤務し、収納管理課長、総務課長、教育委員会教育次長、総務部長を歴任。

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