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更新日:2023年6月26日

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イヌマキ等の害虫「キオビエダシャク」に注意

庭などにイヌマキ等を植栽しているご家庭では、葉を食い荒らす害虫「キオビエダシャク」に十分注意して下さい。

近年、鹿屋市内各地で「キオビエダシャク」の幼虫(シャクトリ虫)によるイヌマキ等の被害が発生しています。

キオビエダシャクとは

幼虫

  • 頭、尻及び側面がオレンジ色で、他の部分は灰色と黒色のまだら模様をしたシャクトリムシで、イヌマキ等の葉を食害します。
  • その他の樹木や人体に影響はありません。
  • イヌマキの木を揺すると、幼虫が糸を吐いて垂れ下がってきます。

本種は、卵→幼虫→蛹(さなぎ)→成虫→卵のサイクルを年に4~5回繰り返しますが、幼虫の時にイヌマキ等の葉を食害します。

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一度発生すると急激に個体数を増加させ、継続的に食害を受けると大半の木は枯れてしまうほどの状態になります。

成虫

  • 全体的に濃い紺色で、羽に黄色の帯がある美しい蛾(ガ)
  • 昼間飛び回る。

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駆除方法

少量発生のとき

  • 木を揺すり落下した幼虫を捕殺(拾い集めて焼却等)。

大量発生のとき

  • 薬剤散布が効果的。
  • 成虫、卵及び蛹(さなぎ)には薬剤の効果はない。

薬剤は次のいずれかを使用して行ってください。

薬剤名
(有効成分)
希釈倍数

使用液量

(10アール当たり)

使用時期

本剤の使用回数

使用方法

同じ有効成分を含む

農薬の総使用回数

購入先
トレボン乳剤
(エトフェンプロックス)
4,000倍 100~700リットル 幼虫の発生があればすぐに散布 6回以内 散布 6回以内 ホームセンター等
ロックオン
(フルベンジアミド)
1,000倍 200~700リットル 幼虫の発生があればすぐに散布 2回以内 散布 2回以内 農業協同組合等
  1. 薬剤散布を行う前には、あらかじめ近所の方にも連絡し、また、周辺の農作物や通行人等に飛散しないように注意しましょう。
  2. 薬剤散布は、風がないときに、日中の暑い時間を避け、朝夕の涼しい時間帯に行い、薬剤がムラなく葉の裏にもかかるようにしましょう。(幼虫は葉の裏にもいます。)
  3. 薬剤の使用にあたっては、ラベルの説明書を必ず読んで、記載内容に従って正しく使用しましょう。
  4. 薬剤の希釈倍数を間違えないように注意しましょう。(決められた希釈倍数より濃い濃度での散布はできません。)
  5. 薬剤散布を行う際は、薬剤が体に付着しないようにマスク、手袋、帽子、長靴、雨合羽などを着用しましょう。
  6. 薬剤散布後はただちにうがい、洗眼を行い、また、手足等を石鹸で洗い、衣類は下着まで着替えましょう。
  7. 住宅地等における農薬使用については農林水産省のリーフレット(PDF:1,008KB)をご参照の上、周辺住民や子ども等へ健康被害が生じないよう注意しましょう。

自力での駆除が困難な方

以下の団体にご相談ください。なお、薬剤散布は有料となります。

【連絡先】

  • 大隅森林組合:0994-40-1611
  • かのや緑化協同組合:0994-35-0277

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お問い合わせ

鹿屋市農林商工部林務水産課林務係

電話番号:0994-31-1173

FAX番号:0994-43-2140

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