多面的機能支払交付金事業に係る安全管理及び熱中症予防の徹底
令和7年5月8日付けで、農林水産省から多面的機能支払に係る安全管理及び熱中症予防の徹底について注意喚起が通知されました。
国によると、令和6年度中に当該事業の共同活動中に発生した事故は203件報告されており、前年度(令和5年度:184件)より増加している状況とのことです。
本市におきましても、令和7年3月に共同作業中に農業用脚立から転落し、頭頂部を損傷して救急搬送される事案が発生したところです。
こうしたことを踏まえ、各組織におかれましては、以下の国からの注意喚起を御一読いただくとともに、添付の国が作成した「共同活動の安全のしおり」及び「熱中症対策パンフレット」を活動参加者(構成員)に配布するなど、改めて、安全管理及び熱中症予防の徹底について周知くださいますようお願いします。
多面的機能支払の共同活動に係る安全管理について
(PDF:1,605KB)
- 水路やため池の法面、水路内など足場の悪い場所での転倒・転落事故が多発しているため、事前に活動場所の危険個所の把握を行い、活動参加者に危険個所と注意事項の説明を行うこと。
また、作業中はヘルメットを着用した上で、作業を行うこと。
- 草刈機の使用に伴う事故が多発しているので、以下に留意すること。
ア.草刈範囲に石や木片、金属片等の異物がないかの確認を行い、作業前に取り除いておくこと。
イ.刈刃に詰まった草や異物を取り除く等、作業を中断する際は、必ずエンジンを切った上で除去等を行うこと。
ウ.作業場所を移動する際は、近傍でも必ずエンジンを切ること。
エ.ヘルメットや防護メガネ、手袋、長靴(または安全靴)などを着用すること。
オ.飛び石等により自動車の窓ガラス等が損傷する物損事故が多発していることから、作業場所の周囲には十分注意して作業を行うこと。
- 作業は必ず複数人で行うこととし、単独で作業する者が生じないように、声掛けをしながら作業を行うこと。
- 例年、活動中に蜂に刺される事故が発生しているため、蜂が活発に活動する7月から10月は、下見の際に蜂の巣の有無について確認し、巣がある場合は、巣からの距離を十分に確保して作業を行うこと。
- シートベルト未装着で運転することや軽トラックの荷台に人が乗ったまま運転することがないよう、道路交通法等の法令を遵守すること。
- 共同活動を行う際には、保険に加入すること(保険料は、多面的機能支払交付金による支援の対象)。
多面的機能支払に係る共同活動時の熱中症予防について
(PDF:588KB)
- 熱中症警戒アラート(以下、「アラート」という。)など気象情報を十分確認し、アラート発表時などの高温下での作業は避け、作業の中止、又は延期を検討すること。
特に高齢者は暑さを感じにくくなるとともに、重篤な事態を招きやすいので、細心の注意を払うこと。
- テント設置等により日陰を確保し、こまめな休息と水分・塩分補給を心掛けること。
また、体調が悪い場合は、無理して作業に参加しないこと。
- 帽子や吸湿速乾性の衣服の着用、扇風機など熱中症対策アイテムを積極的に活用すること。
また、活動組織では応急措置に対応できるよう、経口補水液や冷却グッズなどの救急セットを準備すること。
- 熱中症(手足のしびれ・めまい・吐き気・頭痛・汗をかかない・まっすぐ歩けないなど)が疑われる症状がみられた場合は、すぐに作業を中断して涼しい場所へ避難し、衣服を緩めるとともに、首筋や脇の下、足の付け根を冷やす応急措置を行うこと。
応急処置で症状が改善しない場合、すぐに医療機関での診察を受けること。
- 万が一、熱中症により治療が必要となる場合に備え、現在加入している保険で熱中症が補償対象になっているか確認すること。
補償対象外の場合は、熱中症が補償対象となる保険への追加加入を検討すること。

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