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更新日:2023年2月20日

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田の神さぁの謎を解く?(拓本を取る)

市内全域のいたるところで田を見守っている「田の神さぁ」。
いつ、誰が、どのような思いをこめて造り、お祀りしたのでしょうか。
残念ながら、多くの「田の神さぁ」は、背面や台座に文字が彫られていることは少なく、文字を刻み、年号や、造り主などが刻まれている「田の神さぁ」もあります。
概ね江戸時代に作られたということが分かっています。
「田の神さぁ」の多くは田んぼのそばでじっと田を見守っていますので、長い年月の間にコケが生えたり、像自体が痛んだりしてしまっていたりします。
もともと彫られていた文字も読みにくかったり、読めなくなったりしています。
そのような文字を読みやすく、また資料化するために『拓本』という方法を用います。
文化財センターが実施した「田の神さぁ」の拓本取りの実際を紹介します。

市指定 真角の田の神(正面)

市指定 真角の田の神(背面)
背面に文字が刻まれていることは分かるのですが、コケが生えており判読が難しい。

市指定 真角の田の神(背面:拡大)

市指定 真角の田の神
(吾平町:真角)

たわしなどを使って掃除します。
長年のコケは頑固です

きれいになった背面。
すでに文字の判読は可能です。

拓本取りの様子

拓本取り1(WMV動画)

拓本取り2(WMV動画)

拓本を取る面に和紙を貼り、専用の墨を使って和紙に文字を写し取ります。

≪作業の様子1≫
縁の部分から墨を乗せていきます。

≪作業の様子2≫
文字がきれいに浮き上がってきました。

西目川路の田の神
こちらも清掃から。
土や風化で分かりづらくなっています。



拓本取りの様子
清掃終了後、先ほどと同じように紙を貼り文字を写し取っていきます。

拓本取り3(WMV動画)

西目川路の田の神
(吾平町:西目川路)

 

作業の様子
紙を貼り付けています。

真角の田の神(背面)

西目川路の田の神 台座1

西目川路の田の神 台座2

真角の田の神(背面)

西目川路の田の神
台座1

西目川路の田の神
台座2

刻まれた文字の判読作業は現在実施中です。

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お問い合わせ

鹿屋市教育委員会生涯学習課文化財センター

電話番号:0994-31-1167

FAX番号:0994-63-3400

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