更新日:2021年11月5日
ここから本文です。
子宮頸がんにかかる日本人女性は、がんの中でも比較的多く、また20~40歳代の女性で近年増加傾向にあります。
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しています。
HPV感染者のほとんどは一過性の感染で、2~3年以内に感染が自然消失します。
ごく一部で感染が持続し、数年~数10年の長い時間をかけて、前がん病変(異形成)を経て、子宮頸がんになります。
軽度の前がん病変の80%はがんに進展せず、一部は自然に消えてなくなります。
早期の発見は、検診受診以外の方法では極めて難しいものの、初期に発見できれば回復の可能性も高まり、子宮を温存することも可能なため、検診の受診を推奨しています。
集団検診では「細胞診」を行っています。
子宮頸部(子宮の入り口)を、先にブラシのついた専用の器具で擦って細胞を採り、異常な細胞を顕微鏡で調べる検査です。
病院で行う個別検診では「細胞診」と「視触診」を併用して実施しております。
月経(生理)中でも受診できます。
鹿屋市の子宮がん検診の対象者は20歳以上の症状のない女性です。
鹿屋市では年に1回、受診することができます。
検診結果は「精密不要」「要精密検査」のいずれかです。
「要精密検査」の結果を受けた方は速やかに精密検査を受ける必要があります。
「要精密検査」となった方すべてにがんが見つかるわけではなく、がんが見つかった場合にも早期発見であれば、回復する見込みは十分にあります。
過度に恐れず、専門医を受診しましょう。
早期の子宮頸がんは自覚症状がないことが多いですが、不正出血(月経以外の出血、閉経後の出血)がある場合や、月経が不規則などの症状がある場合などの気になる症状がある時には、市の検診受診ではなく、すぐに医療機関を受診ください。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
広告
Copyright © Kanoya City. All rights reserved.