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更新日:2021年9月1日

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外来生物「ヤンバルトサカヤスデ」

ヤンバルトサカヤスデとは

ヤンバルトサカヤスデは、台湾原産の外来生物です。落ち葉や腐葉土のような腐った植物質を餌としており、日光の当たらない湿った場所を好みます。人や植物に直接被害を与えることはありません。しかし、繁殖力が強くおびただしい数の集団で移動するため、見る人に強い不快感を与えるため、不快害虫とされています。
これまで、県内では平成3年に徳之島町で確認されて以来、奄美大島から南薩地方に拡大し、平成26年には鹿屋市でも確認されています。

ヤンバル1ヤンバル2

鹿児島県のホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

ヤンバルトサカヤスデの一生

  • 卵→幼虫→亜生体→成虫と発育し、一生は約1年余りです、交尾期は10月から11月頃で、交尾後約1か月で産卵します。
  • 集団移動時期が年に2回あり、4月から6月頃に幼虫の集団移動、10月から11月頃には成虫の集団移動が起こります。
  • 湿度の高い雨上がりの夜によく集団移動します。

ヤスデのまん延防止

ヤスデのまん延は、生息地域からの庭木等の移動や堆肥等の移動とともに、卵や幼虫が人為的に運ばれることが最も大きな要因であるといわれています。ヤスデのまん延については次のことに注意してください。

  • ヤスデの生息地域からの園芸樹木等の根付植物の持ち出しに注意しましょう。やむを得ず持ち出す場合は株もと・根回りの土壌にジョロ等を用いて薬剤を十分に注ぎ込みましょう。
  • 堆肥や敷きわら、土木工事等に伴う土壌等を生息地域から搬出する場合は、搬出現場で薬剤処理や燻蒸処理をしましょう。
  • ヤスデは外界から刺激を受けると有毒なガスを発生しますので、焼いたり熱湯をかけたりするのはやめましょう。
  • 一般の家庭用殺虫剤で駆除することもできますが生息地域から一掃するためには地域全体で一斉駆除をしましょう。
  • 土手の草払いや下草刈りを徹底し、日当たりを良くし、暗く湿った場所を作らないようにしましょう。
  • 側溝は周辺も含めて清掃を徹底し、ヤスデが入り込まないようにすることや雨水に流れて移動することを抑制しましょう。

駆除剤の配布

ヤンバルトサカヤスデ発生地区にお住いの市民の方に町内会長を通じて駆除剤を配布しています。

駆除剤の名称

コイレット(粒剤)

配布方法

ご加入の町内会長に連絡の上、町内会長からお受け取りください。

特徴

ヤスデの家屋への侵入防止を目的とした製剤で、細粒タイプであり飛散が少ない。

使用方法

直接散布、家屋の周囲に散布

散布量

1平方メートル当たり20g~30g

  • 薬剤ですので、取扱いにはご注意ください。
  • 法人等に対しての駆除剤の配布は行っておりませんので、農協等で購入をお願いします。

お問い合わせ

鹿屋市市民生活部生活環境課環境保全係

電話番号:0994-31-1115

FAX番号:0994-31-1172

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