寒波に対する農作物等の事前・事後対策
1月の雪害及び寒害に対する農作物等の対策(PDF:86KB)
さつまいも
事後対策
- 茎葉の被害が激しいほ場から収穫する場合、貯蔵用には使用しない。
野菜
事前対策
- 寒冷紗・不織布等の被覆資材で被覆して霜害を防止する。
特に収穫時期に達していない抑制かぼちゃでは着果位置を中心に被覆する。
施設栽培:果菜類(ピーマン・きゅうり・いちご等)及び豆類(いんげんまめ等)
- 暖房機の試運転・ダクトの配置や二重カーテンの設置は早めにすませておく。
- ハウス内の保温に努め二重被覆やトンネル被覆を行うとともに密閉度を高め夜温の適温管理に努める。
花き
事前対策
- 寒冷紗・不織布等の被覆資材で被覆して霜害を防止する。
- 日中の換気を徹底し茎葉の軟弱化による降霜時の被害発生を抑える。
- 暖房機の試運転・ダクトの配置や二重カーテンの設置は早めにすませておく。
- 無加温ハウスでは二重被覆での保温やストーブ等による補助的な加温を行う。
果樹
事前対策
- 防風樹(垣)は下枝を刈り払って冷気が溜まるのを防ぐ。
- 収穫可能な果実は早めに収穫する。
- 窒素過多や強せん定を避けて樹体の充実を図り耐凍性を高める。
- 極端な霜害が予想される場合は樹冠を不織布やコモで覆う。
- 無加温ハウスでは二重被覆での保温やストーブ等による補助的な加温を行う。
- マンゴーは早急にビニールを被覆しハウス内温度が8℃以下にならないように加温機等の温度を設定する。
事後対策
- カンキツ等で落葉の多い樹では,枝の枯れ込みが予想されるので、樹勢を見ながら間引き主体の軽いせん定を行う。
- 霜害を受けた果実は直ちに収穫し、十分な予措期間をおいて被害がないかを確認し、健全な果実だけを出荷する。
- 樹勢が弱っている樹では、冬期マシン油乳剤の散布は控える。
茶
事前対策
- 早生品種(ゆたかみどり,あさつゆ)や中切りしたやぶきた等では、凍害による芽つぶれを起こしやすいので注意する。
- 事前に防霜ファンやスプリンクラー等の作動状況を点検し、不良箇所は確実に整備しておく。
- 秋冬期の防霜が必要な時期は、初霜期から平均気温が10℃を恒常的に下回る頃を目安とするが、強い寒波の影響を受けそうなときは早生種を中心に防霜を行う。
- 幼木園の場合,冬期の株元への敷き草は、温度低下を招くので株元から離して畦間に寄せる。
事後対策
- 幼木園で幹割れ等の被害が発生したら速やかに株元に土寄せを行い被害発生部分を土で覆う。
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