更新日:2025年4月8日
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私たちの周りには、様々な人権問題が存在しています。
それぞれの人権に係る課題や背景、私たちにできることを考え、「人権を守る」ことについて一緒に考えていきましょう。
女性の社会参加や活躍の機会が奪われることがあってはなりません。
また、女性は、性犯罪・性暴力、DV、ハラスメント等の対象となりやすく、こうした被害から守るために、女性と男性が対等な存在として、お互いの立場を尊重し、協力し合える社会になるように、一人ひとりが男女共同参画、ジェンダー平等について関心を深めていくことが重要です。
こどもは大人以上に人権を侵害されやすく、いじめや体罰など、こどもが被害者となる事案が後を絶ちません。
こどもも一人の人間として最大限に尊重され、守らなければなりません。
そのため、被害者となっているこどもの言動や体調に注意し、「サイン」を見逃さないように気に掛けることが重要です。
高齢を理由に社会参加の機会を奪われることがあってはなりません。
また、介護の際に虐待を受けた、無断で財産を処分されたなどの事案が発生しています。
豊かな知識と経験を基にこれからも社会に貢献したい、地域の人たちと交流し、趣味を楽しみたいなど、高齢者が生き生きと暮らせる社会の実現を目指して、高齢者について理解を深め高齢者を大切にする心を育てる必要があります。
障がいの原因や症状への理解不足からくる偏見や差別、物理的・制度的バリアフリーの未整備などから、障がいのある人が不利益を被ったり、自立や社会参加を妨げられたりしています。
障がいは、病気やケガなどで誰でもなる可能性のある身近なものであり、決して他人事ではありません。
全ての人が平等に参加できる社会や環境について考え、行動することが重要で、障がいのある人が暮らしやすい社会は、全ての人が暮らしやすい社会となります。
同和問題(部落差別)については、インターネット上の差別的書き込み、結婚・交際、就職・職場における差別、差別発言、差別落書き等の人権問題が依然として存在しています。
新たな差別を生むことがないように留意しつつ、真に問題の解消に資するものとなるよう、内容や手法等に配慮した啓発活動を展開し、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。
外国籍の人の中には言語、宗教、習慣などの違いから、学校や職場、地域社会などで不当な扱いを受けている人がいます。
また、特定の民族などを攻撃排除しようとするヘイトスピーチが問題となっています。
国籍、民族、皮膚の色、言語、宗教、習慣、文化等が違っていても、それらの違いは尊重されなければなりません。
自分と同じように外国籍の人の大切な文化や生活習慣等を理解・尊重し、偏見や差別をなくしていく必要があります。
エイズ、肝炎等の感染症に関する知識や理解の不足から、日常生活や、学校、職場等、社会生活の様々な場面で差別やプライバシー侵害などの人権問題が発生しています。
感染症に関する正しい知識を持ち、正しい情報に基づく冷静な判断が重要であるとの理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。
ハンセン病に関する誤った理解が国民に広まったことで、ハンセン病患者・元患者やその家族は、社会からいわれもない差別や偏見の対象となり、それらは今なお社会に根深く残っています。
ハンセン病は伝染しにくい病気で、発病率も極めて低く、治療法が確立されているため、万一発病しても適切な治療を行えば後遺症が残ることもありません。
ハンセン病に関する正しい知識と、ハンセン病患者・元患者やその家族がおかれている現実を理解することが必要です。
刑を終えて出所した人やその家族に対する根強い偏見によって、就職差別や住居の確保が困難であるなどの人権問題が発生しています。
刑を終えて出所した人が更生するためには、本人の強い更生意欲と共に、周囲の人々の理解と協力により円滑な社会復帰を実現することが重要であり、この問題についての関心と理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。
犯罪被害者やその家族が、興味本位のうわさや心ない中傷などによって名誉を傷つけられたり、私生活の平穏を脅かされたりするなどの人権問題が発生しています。犯罪被害者やその家族の立場を考え、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。
インターネットは、私たちの生活を豊かにする便利な道具である反面、使い方を間違えたり、インターネット上の発信者の匿名性を悪用したりすることで、他人への誹謗中傷、名誉やプライバシーの侵害などの人権問題が多発し、大きな問題となっています。
インターネットを使う時は、モラルやルールはもちろんのこと、画面の向こうにも相手がいることを意識し、その行為、その発言が誰かを傷付けていないかということを意識することがとても重要です。
北朝鮮当局による日本人拉致は、重大な人権侵害です。
そして、今も救出を待ち続けている拉致被害者やその家族がいます。
「絶対に許さない」、「拉致問題を風化させない」という市民一人ひとりの声が、拉致被害者やその家族の大きな心の支えとなり、拉致問題の解決に向けた何より強い力となります。
性的指向やジェンダーアイデンティティが多数派と異なることに対する社会の無理解や偏見による嫌がらせ、屈辱的な言動に苦しんでいる人々がいます。
一人ひとりに個性があるように、性の在り方も多様であり、性的マイノリティは決して特別な存在ではありません。
性の多様性について正しく理解し、違いを認め合い、その認識を広げていくことが大切です。
「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」では、アイヌの人々に対する差別の禁止に関する基本理念が定められています。
先住民族であるアイヌの人々の民族としての誇りが尊重される社会を実現するため、同法の趣旨を踏まえ、アイヌの人々の歴史、文化、伝統及び現状に関する認識と理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。
ホームレスの自立を図るための様々な取組が行われている一方、ホームレスに対する嫌がらせや暴行事件等の人権問題も発生しています。この問題についての関心と理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。
人身取引(性的サービスや労働の強要等)は、重大な犯罪であるとともに、基本的人権を侵害する深刻な問題です。
この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。
ヘイトスピーチは、人々に不安感や嫌悪感を与えるだけでなく、人としての尊厳を傷つけたり、差別意識を生じさせることになりかねません。
多様性が尊重され、不当な差別や偏見のない成熟した共生社会の実現を目指す上で、こうした言動は許されるものではありません。
民族や国籍等の違いを認め、互いの人権を尊重し合うことが必要です。
震災等の大きな災害の発生時において、不確かな情報に基づいて他人を不当に取り扱ったり、偏見や差別を助長するような情報を発信したりするなどの行動をとることは、重大な人権侵害になり得るだけではなく、避難や復興の妨げにもなりかねません。
正しい情報と冷静な判断に基づき、一人一人が思いやりの心を持った行動をとれるよう呼びかけていくことが必要です。
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