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更新日:2026年9月16日
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西大手町にある水神様。多くの市
民が水を汲みにやってくる。
市内の川のほとりや田畑のあぜ道で、「水神様」の碑を見かけたことはありませんか。本市には、古くから水に感謝し、地域の平穏と豊作を祈る水神信仰が深く息づいています。
例えば、西大手町の水神様の碑では、今も湧き出る清らかな水を地域住民が生活水として大切に利用しています。こうした信仰の背景にあるのは、かつて水利に苦心した先人たちの歴史があります。
その象徴的な場所の一つが「和田井堰」です。江戸時代中期の宝暦3年(1753年)、当時の島津藩政時代に王子町に築かれた和田井堰取水口から川東町に至る約12キロメートルに及ぶ用水路が築かれ、大規模な新田開発が成し遂げられました。
これ以降、毎年旧暦8月28日を「水神祭」の日と定め、感謝の祈りを捧げるようになったとされています。
この伝統は今も途切れることなく受け継がれ、毎年秋には各地区で厳かな祭礼や、伝統芸能の奉納が執り行われています。
祓川町で江戸中期から続く「八月踊り」は昭和37年に市無形民俗文化財の第1号に指定されました。また和田井堰公園で奉納される「王子町鉦踊り」は平成2年に市指定、令和2年に県の無形文化財に指定されています。このほか「八月口説踊」(昭和46年市指定)や「光同寺鉦踊り」など、水神様へ感謝を捧げる数多くの伝統芸能があります。
蛇口からきれいな水が出る現代ですが、本市では先人たちの絶え間ない努力があったからこそ今へとつながっています。だからこそ、身近な水神様へ目を向け、自然の恵みや地域で支え合う尊さをもう一度見つめ直してみませんか。

▲市の無形文化財第1号に指定
された祓川町の八月踊り

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