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更新日:2023年2月17日

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マイコプラズマ肺炎について

マイコプラズマ肺炎について一般の方々に理解を深めていただけるよう、厚生労働省のQ&Aをご紹介します。
マイコプラズマ肺炎は、かぜ症状と似たような症状がみられますが、熱の下がりが悪く、咳が長引くような症状がみられた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

マイコプラズマ肺炎とは?

マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。
小児や若い人の肺炎の原因としては、比較的多いものの1つです。
例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。
マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、冬にやや増加する傾向があります。
過去には、昭和59年と63年に比較的大きな流行があったほか、平成12年以降は徐々に患者数が増加傾向にあります。
平成23年は夏頃から患者数の増加が報告されていますが、増加した理由はよく分かっていません。

どのようにして感染するのですか?

患者の咳のしぶきを吸い込んだり、患者と身近で接触したりすることにより感染すると言われています。
家庭のほか、学校などの施設内でも感染の伝播がみられます。
感染してから発症するまでの潜伏期は長く、2~3週間くらいとされています。

手洗い

どんなことに注意すればよいですか?

感染経路はかぜやインフルエンザと同じですので、普段から、手洗いをすることが大切です。
また、患者の咳から感染しますので、咳の症状がある場合には、マスクを着用する等、咳エチケットを守ってください。

治療方法はありますか?

抗生物質によって治療します。
抗生物質のうちでも、マイコプラズマ肺炎に効果のあるものは、一部に限られています。
近年、マイコプラズマ感染症に通常使用される抗生物質の効かない「耐性菌」が増えてきているとされていますが、耐性菌に感染した場合は他の抗生物質で治療する等します。
軽症ですむ人が多いですが、重症化した場合には、入院して専門的な治療が行われます。
長引く咳などの症状がある時は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。
(注)マイコプラズマ肺炎は、マクロライド系などの抗生物質で治療されます。

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