更新日:2025年9月12日
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厚生労働省は、毎年9月24日から9月30日までを「結核・呼吸器感染症予防週間」として、結核・呼吸器感染症予防し関する普及啓発を行っています。マスク着用を含む咳エチケット、手洗い、換気等の基本的感染対策や予防接種が大切です。
【令和7年度予防週間標語】『長引いた 咳に結核 疑って 早い受診につなげよう』
日本国内では現在も、年間約1万人が新たに結核を発症しており、新登録結核患者は、高齢者に多く、およそ7割が60歳以上となっています。また、若年の外国生まれの患者の割合が増加しています。
結核は過去の病気ではなく、まだまだ身近な病気です。
結核菌によって肺に炎症が起きる病気です。
結核菌に感染しても必ず発症するとは限りません。健康な人は、免疫力により結核菌を抑え込むことが出来ます。
感染しても発病していなければ、人にうつす心配はありません。
発病した時は、医師の指示を守って、決められた期間、きちんと薬を飲み続けることで治療出来ます。
医療機関を受診しましょう。早期発見、早期治療が重要です。
胸部X線(レントゲン)検査を受診することが早期発見に有効です。
特に高齢者では咳や痰などの呼吸器症状がみられないことも多いため、定期的に健診を受けることが大切です。
適度な運動、十分な睡眠、バランスの良い食事を心がけるなど健康的な生活が免疫力を高め、予防につながります。
乳幼児は抵抗力が弱く、結核菌に感染すると重症化しやすいため、予防にはBCG接種が有効です。予防接種の案内が届いたら、かかりつけ医に相談し、早めに接種しましょう。
【令和7年度予防週間標語】『手洗いマスク 習慣づけて 防ごう呼吸器感染症』
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)や、MERS、新型インフルエンザ、SARS、香港かぜ、アジアかぜ、スペインかぜといった20世紀以降に世界でパンデミックを起こした病気はすべて呼吸器感染症です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のほかに、季節性インフルエンザ、RSウイルス感染症、百日せき、マイコプラズマ肺炎があり、結核も呼吸器感染症のひとつです。
感染症の原因となるウイルスや細菌が肺や気管支といった呼吸器に入って炎症を起こす病気です。